貧困層、母子家庭…なぜネットでは弱者叩きが横行するのか
本来、立場が弱い人は守られるべきだが、ネット社会でそんな当たり前のことを発信する人は少ない。批判する人が圧倒的に多いから、弱者叩きが目立つという。
「批判すれば、それに賛同する人も出てきます。そうやって承認欲求を満たしながら、ため込んでいる不満を解消しようとする人もいるということです。でも、ネットが悪いわけではありません。あくまでも使う人のリテラシーの問題です。対面なら“言い過ぎた”と思えても、匿名で互いに顔が見えない状態だと、相手がどれくらい傷ついたかがわかりません。自分も叩かれてみないと実感が湧かないのです」
ネット社会では、いつ自分が逆の立場に転落するかわからない。一度、我が身を振り返ってみた方がいいだろう。