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田丸昇
著者のコラム一覧
田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

株主優待生活で有名 桐谷広人七段との若き日の思い出

 桐谷広人七段(68)は何百社もの企業の株式を保有し、企業が株主に自社の商品などを贈る株主優待の制度を利用して日常生活をまかなっている。それは食品・日用品・洋服・薬品など多岐にわたり、現金をあまり使わないで済むという。

 そんなユニークな生活ぶりが注目され、数年前からバラエティー番組に出演している。都心の飲食店などで株主優待券を使うために、自転車に乗って疾走する桐谷の姿は、番組の出演者や視聴者に大受けである。

 写真(撮影・田丸)は、20代半ばの桐谷。

 桐谷は1968(昭和43)年に高校を卒業後、升田幸三九段(当時50)の門下で奨励会(棋士養成機関)に入会した。

 私と桐谷は同世代で、奨励会時代は練習将棋をよく指した。また、「青春とはなんだ」というような若者らしい会話を交わした。20歳の頃には女子大の学園祭へ一緒に行き、普段はあまり縁がない女子大生との会話を楽しんだこともあった。

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