西日本豪雨でもわざわいに 「自分は大丈夫」の心理とは

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 記録的な猛暑の中、熱中症で倒れる人が増えている。共同通信の集計によると今年初の39度超えとなった16日は全国で5人が死亡、2020人が救急搬送された。熱中症は「俺は大丈夫」と自己を過信している人が症状に見舞われることが多い。夏の暑さをみくびってしまうのだ。

 このように「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」と考える心理作用を「正常性バイアス」という。今回の西日本豪雨で大勢の死者が出たのもこの心理が原因とされ、メディアで話題になっている。

 明大講師の関修氏(心理学)によると、人は余計な不安を感じないよう、災害や事故が起きても危険を過小評価する本能があるという。これが正常性バイアスだ。

「正常性バイアスは気持ちを安定させるために重要ですが、災害ではマイナスに作用します。水害を経験したことがない人は警報が出ても『ウチが水につかることはないだろう』と勝手に結論づけて逃げようとしない。避難するよう言われても『大丈夫』と拒絶し、その結果、洪水や土砂崩れの犠牲になってしまうのです」(関修氏)

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