【町屋編】ジェンダーフリーなスナックで客とマスターが…
お盆休み真っ最中に町屋は意外と賑わっていた。駅前のとある雑居ビルにこんな張り紙が。
「女性募集 ニューハーフ&ゲイボーイ募集 スナック ミックス○○」
イマ風に言えばジェンダーフリー。女もオカマもゲイも一緒くたなスナックはどんなもんか、と興味を引かれ入ってみることに。雑居ビルの5階でエレベーターを降りると、いかにも昭和のスナック風な、木の格子ドア。こっちは、車の絵に「オカマに注意!!」と書かれている。ドアを開けると、化粧の濃い40代くらいのホステスが「いらっしゃい!」とやってきた。
奥には薄い綿のワンピースを着て化粧っ気のない熟女。ママだろうか?店にはこの2人しかいない。促されるまま緋毛氈(ひもうせん)のソファに座り、前金でセット料金の5000円を支払った。
水割りを作るホステスに「男? 女?」と聞いてみると、「私は女ヨ」と、カタコトの日本語で返ってきた。中国とフィリピンのハーフだとか。ジェンダーどころか国籍までフリーな様子。ちなみに、オカマちゃんは金曜日の出勤なんだと。