川又幸彦さん<5>「バブルの借金の清算に20年かかった」

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 川又さんは最盛期、総資産3000億円を誇ったが、2010年に個人では830億円、法人として790億円の負債を抱え自己破産した。あと半年で平成という時代は終わる。川又さんにとって平成とは何だったのか。

「バブルの時は『ぜひお金を借りてください』と50社の銀行、ノンバンクが頭を下げてきましたが、バブルが崩壊すると、今度は『何でこんなに借りたんだ!』という言葉に変わりました。ただ、私は銀行の人たちを憎むどころか、気の毒にさえ思うところがある。経営破綻し、エリートから一転、職場を追われた行員もいるのです。幸いツカサは家賃収入で日銭は入ってくるので、92年の半ばに金融機関との話し合いで金利分は払い続けてきました」

 惜しむらくは、今の日本が一度痛い目に遭ったはずのバブルに向かっていることだ。国はプラザ合意後の円高不況を乗り切るため、1985年には5%だった公定歩合を87年には2・5%にまで下げた。それが狂乱のバブル景気につながっている。

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