今野敏さん<4>希望した第2制作部に異動も担当は宣伝で…

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 東芝EMIは制作部が2つに分かれていた。今野さんが在籍した第1制作部はアリスやユーミンをやっていたものの、メインはあくまで演歌や歌謡曲。

 チューリップ、甲斐バンド、オフコースといったニューミュージック系は第2制作部が担当していた。

 今野さんは第2制作部への異動を希望していて、実際に入社2年目の途中で行けることになったのだが、あいにく制作の枠がなかった。

「それで宣伝を担当することになったんです。これが性に合わなくて……。いや~、もう、ひでえもんでしたよ。ラジオ局では持ち込んだレコードを目の前で捨てられたりするのが当たり前でしたからね。売れている東芝ですらそんな扱いだったから、小さいところは大変だったと思います。私は活字担当だったので対応はもう少しマイルドでしたが、だいたい迷惑がられていました。向こうの立場になれば分からんでもない。企画書のひとつでも書こうとしているときに、次から次へとレコード会社が来るんですからね。仕事にならないし、腹も立ったでしょう。ただ、お互いに仕事だから、文句も言えない。そんな矛盾に耐えきれなかったです」

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