朱野帰子さん<2>飛行機に乗り遅れてから“不眠症”になり…

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 マーケティングプランニングの会社では、その忙しさからうつ状態も経験しました。

 ある日、大阪で行われる会議に向かうための飛行機に乗り遅れてしまったことがあったんです。朝までかかって会議の資料を準備して、仮眠をとるつもりだったのが、起きたら飛行機の時間。慌てて京急線に飛び乗り、電車の中で資料の模造紙を6等分に切り分け、羽田空港から取引先にFAXで送ることになりました。

 これ以降、寝るのが怖くなって不眠症のようになってしまい、睡眠導入剤を会社の机に置いて仕事をしていました。過労で入院したこともあります。

 私だけでなく、周りにもうつになっていく人たちがいました。派遣社員から正社員になった後輩もそのひとり。私のやり方に合わせていたら、いつの間にかむしばまれていたんです。

 うつ病はある日急になるというものではなく、自分では気がつかないうちに、いつの間にかなります。そして、一度壊れると復職はなかなか難しい。うつ社員を生み出すブラック企業では、若者が使い捨てになっています。

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