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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

慶応幼稚舎の教育を国内最高峰と勘違いする生徒たち

公開日: 更新日:

 麻生泰にとって、リーダーとしての資質を磨くとともに、人脈形成でも役に立ったアイテムはラグビーだ。英国のオックスフォード大やケンブリッジ大のラグビー部OBたちは強固な横のつながりを持ち、ビジネス界でも活躍。日本でこれらの名門校に匹敵するのが慶応なのである。麻生は慶応高校時代に国体2連覇、慶応大では大学選手権優勝も経験している。その出発点は幼稚舎だ。

■「幼稚舎のプリンス」と呼ばれる財界人

 幼稚舎では、5年生になるとクラブ活動を始めることが義務づけられている。伝統的に男子生徒に人気があるのがラグビー部なのである。小学生に激しいラグビーは早すぎる気もするが、将来の人脈づくりにプラスになることが知られているので、特に会社を経営する父兄が子息に入部を勧めるケースが多いのだという。

 幼稚舎ラグビー部出身の財界人を挙げだしたらキリがない。ラグビー日本代表にも選出されたゴールドマン・サックス証券(日本法人)社長の持田昌典、同じく元日本代表の自動車部品メーカー大手ミクニの社長・生田久貴……。

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