曽我和弘
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曽我和弘

大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。JR大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。

酒心館さかばやし(御影)7月にタコを食べる歴史的風習

公開日: 更新日:

 7月はタコを食べるべし!そう言ったところで大半の人はピンと来ないであろう。7月2日ごろは、72候のうちのひとつ、半夏生にあたる。かつては夏至から数えて11日目を半夏生とし、この日までに田植えを終えるべきとしていた。半夏生の日は、井戸に蓋をし、農作業を休むのが常だったそうで、関西の農家ではタコを食べて過ごした。

 なぜタコかというと、稲がタコ足のようにしっかり大地に根づくようにと考えたためである。迷信のように聞こえるが、あながちそうではなく、井戸に蓋をするのもこの時季の生水を飲まぬためで、休むのは田植えで疲れた体を休息する意味もある。加えてタコには、タウリンなる成分が多く含まれているので、疲労回復にいいとされている。

 忘れかけていた半夏生の風習を復活させるべく始めたのが「さかばやし」のタコ料理。明石浦漁協の協力を得て、新鮮な明石ダコを直送してもらい、7月の献立に使用しているのだ。

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