「追い払うのが僕の仕事」バードストライク防ぐ空港職員犬
大型の飛行機を前にゴーグルをつけてポーズをとるのは「フライアウェー・グレッグ」と名づけられた空港職員犬だ。米南部アーカンソー州にあるベントンビル空港が同犬の頭の良さを見込んで最近、ある目的で採用を決めた。
目的とは滑走路やその周辺に飛来してくるガチョウを追い払うことだ。飛行機の離着陸時にガチョウが飛び立ち、飛行機と衝突する「バードストライク」を防止するためである。
同空港は周囲に池や湖が点在し、鳥類が多いことでも有名。特にガチョウが多く、バードストライクによって致命的な事故が起こりかねない。
エンジンだけでなく、コックピットの窓、翼、胴体などあらゆる場所に当たるため、事前にガチョウを飛び立たせておくことは空港の運営者にとって重要な課題だった。
フライアウェー・グレッグは別名「グース(ガチョウ)ドッグ」と呼ばれ、空港の人気者になっている。