保護施設の犬を救いたい!少年が始めた心優しい活動とは…
「動物保護施設にいる犬は、引き取り手が現れなかったら安楽死させられる」--この悲しい現実を知った心優しい少年が始めた活動に注目が集まっている。
犬が愛らしく見えるように蝶ネクタイを作り、それを動物保護施設に寄付しているのだ。
米ABCニュース(2月27日付電子版)などによると、この少年は、ニュージャージー州に住むダリウス・ブラウン君(13)。
ダリウス君は、手や指を使った細かく精密な動作を必要とする運動能力(微細運動スキル)が生まれつき低かった。
ダリウス君には、ダージャイさんという姉がいる。ダリウス君が8歳の時、リボン型の髪留めを作っている姉をうらやましそうに見ていることに、母親のジョイさんが気づいた。すぐダージャイさんに「ダリウスを助手にしてあげなさいよ」と勧めた。ダリウス君の微細運動スキルを高めるのにピッタリだと思ったのだ。
ダリウス君は喜んで姉を手伝い、布を裁断したり、ミシンを使うのが少しずつ上手になった。
とはいえ、ダリウス君が女性用の髪留めを作っても、本人は使えない。すぐそれに気づいたダージャイさんは、「蝶ネクタイを作ってみたら?」と勧めてみた。