著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

母体はイエズス会 神奈川「栄光学園」少数精鋭教育の強み

公開日: 更新日:

栄光学園(神奈川県)

「うちの生徒は純粋培養のひ弱なイメージが強いかもしれませんが、世間が思っているよりもずっと、たくましい」と話すのは、神奈川県の名門男子中高一貫校「栄光学園」(鎌倉市)のOB。

「ミッションスクールなので、特に文武両道が奨励されるような校風ではない。2時限目と3時限目の間に全校生徒が上半身裸で運動する『中間体操』というイベントはありますが、それよりも通学ですね。これで鍛えられるんです。心臓破りの坂を6年間、月曜から土曜まで毎日、通わなければならないんですから」

 栄光学園はJR大船駅から徒歩15分。最初は平坦だが、途中から坂になり、10分近く、ひたすら登らなければならないのだ。勾配がきつく、かなり足腰にくる。バスもあるのだが、生徒たちは駅から徒歩で通学するのが原則になっている。

 ところが今春は、全長25㍍の巨大な大船観音の下を栄光学園生徒がゾロゾロと登っていく朝のいつもの光景がなかなか見られなかった。新型コロナウイルスの影響で休校を余儀なくされたからだ。6月3日、分散登校・短縮授業の形で、ようやく新学期が始まった。7月6日からは通常の形に戻る予定になっている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞