【パルミジャーノが香るオトナのチーズケーキ】酒好きのためのデザート
ギョバー茅場町店(東京・茅場町)
甘いものが苦手な記者は正直、デザートにはまったく食指が動かない。だが、これには衝撃を受けた。
見た目は、よくある普通のベイクドチーズケーキなのに、まったく甘くないのだ。
食べた瞬間から口いっぱいに広がる、濃厚な風味。それを引き立てる黒こしょうの香り。さらにチーズの複雑なウマ味。
デザートなのかツマミなのか。ギリギリのところを攻めてくる金内さんの腕に脱帽だ。
「パルミジャーノの塩気がいい仕事をするでしょう。甘さはグラニュー糖で調整できますよ」
チーズの風味に負けない、強めの酒を片手に、秋の夜長を楽しみたい。
《材料》
・クリームチーズ 200グラム
・パルミジャーノ 100グラム
・グラニュー糖 45グラム
・卵黄 1個
・生クリーム 100ミリリットル
・レモン汁 20ミリリットル
・薄力粉 15グラム
・黒こしょう粗挽き 適量
・ミント 適量
《作り方》
(1)クリームチーズは常温に戻しておく。薄力粉はだまにならないようにふるっておく。
(2)やや大きめのボウルに、クリームチーズとグラニュー糖をすり混ぜる。よく混ざったら、卵黄、生クリームの順番で加えてなめらかになるまで混ぜる。
(3)パルミジャーノパウダーとレモン汁を加えて混ぜる。少しもったりとしてきたら、薄力粉を加えて混ぜる。
(4)テリーヌ型(100円均一ショップで購入可能)にクッキングシートを敷き、③を流し込む。
(5)170度に予熱したオーブンで35分焼く。
(6)粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。盛り付ける際に黒こしょうをかけ、ミントを添える。
▼ギョバー茅場町店
茅場町の路地裏で17年続く立ち飲みバル。鮮度抜群の生ビールと、ビストロのような高クオリティーのフードメニューで近隣のサラリーマンから絶大な支持を得ている。赤いひさしが目印。
東京都中央区日本橋茅場町2―14―4 サンムーン№3ビル1階
℡03・3660・4313
営業時間…ランチ11時30分~13時30分/ディナー17時~
定休日…土・日・祝日
▼菊地博さん&金内友弥さん
ドリンク担当の菊地さん(写真左)と調理担当の金内さん(同右)。タッグを組んで2年足らずだが、絶妙なコンビネーションで店を切り盛りしている。イケメン2人のアットホームな接客目当てに通うOLも多い。