「世界手洗いデー」トイレ後“習慣なし”で日本ワースト2位
日本は“世界一清潔な国”ではないかもしれない。
15日は、ユニセフが定めた「世界手洗いの日」。感染症から子どもたちの命を守るため、せっけんを使った手洗いを呼びかけている。
コロナ禍で当たり前となった手洗いだが、ある意外な報告がある。
ネット調査企業インターワイヤードが2015年、手洗いとハンドソープに関する調査(国内の男女4531人対象)を実施した。その結果、小便後にせっけんで手を洗うのは半数以下の42・7%で、大便後の場合も60・9%にとどまった。つまり、トイレ後でも、約40%の人が水洗いか、手を洗っていないことになる。
同年、フランスの調査会社BBVA Franceは、トイレの後にせっけんで手を洗う習慣がある国を調査(世界63カ国の男女6万4002人対象)した。その結果、日本人の70%は「習慣がない」と答えた。習慣化していない割合が半数を超えた国は、63カ国中4カ国のみ。1位の中国(77%)に次いで、日本は世界ワースト2位。3位は韓国(61%)、4位はオランダ(50%)と続く。