ロッテ益田直也を“和歌山の山猿”から成長させた涌井秀章のマウンドさばき
小林雅英氏による「ブルペンから走り続けた13年間」(第40回=20年)を再公開
日刊ゲンダイではこれまで多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者だからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係──。
今回は今季名球会入りを果たしたロッテ益田直也について語られた、小林雅英氏による「ブルペンから走り続けた13年間」(第40回=20年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
◇ ◇ ◇
前回、「石川歩は涌井秀章が移籍したことで自覚が出てきた」と書きました。ロッテでいま、抑えをやっている益田直也(31)も同じです。
和歌山県紀の川市出身で、幼少期は山の中で育った野性児。みんなから「おまえ、和歌山の山猿だろ」といじられていましたが、山育ちだけに足腰は強靱。都会っ子が弱いとは言いませんが、やはり、子供の頃に培った下地は無視できません。
問題は性格でした。僕がロッテのコーチに就任した2015年、益田は大卒4年目で、結婚して子供もいました。しかし、「抑え」というポジションを考えると、まだまだ幼い部分がありました。


















