実在する有名企業を装った「偽メッセージ」が急増
スマホを悪用した詐欺・脅迫事件は後を絶ちません。その手口はますます巧妙化の一途をたどっています。
昨年の9月にある事件が起きました。ある人のスマホに「電話料金が高額になっています」という内容のメッセージが届きました。SMSの発信者が大手の携帯会社を名乗っていたことが被害を拡大させることになりました。
実在する携帯会社名からのメッセージであれば「おや?」と思って注目する人が少なくないはずです。もし受信者が電話をよく使う人であったとしたら「もしや」と思い、すぐにメッセージのリンクをタップしてしまうかもしれません。自分の携帯の利用状況や、料金体系をよく確認すれば偽メールとわかるものでも、あわててしまい、提示された大手携帯会社の名前を信用してしまえば、詐欺の被害に遭ってしまいます。
■偽「ハッキング警告も」暗躍