非接触型の旅を満喫!無人辺境の宿&専門家厳選の3駅

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誰にも教えたくない無人辺境の宿

 コロナ禍で旅のスタイルも変化し、グランピングや秘境の宿、ソロキャンプなど非接触型が注目されている。

 無人駅でまさに辺境グランピング――。「日経2021ヒット予測」で1位になった。これを実現した施設が、JR上越線・群馬県みなかみ町の土合駅の宿泊施設「DOAI VILLAGE」である。20年11月にグランドオープンし、話題になっている。

 土合駅は、東京から上越新幹線の越後湯沢駅経由で2時間半。高低差が81メートルもある「日本一のモグラ駅」としても知られる。1日の乗降客数がわずか20人ほどの“無人駅”だ。駅舎の脇には、インスタントハウス(ベッドと寝袋または布団の部屋がある=全4室)と宿泊者専用の野外サウナ、そして駅務室を改装した喫茶店が設置されている。

「インスタントハウスからは電車が走る様子を見られます。特別な許可をいただき、宿泊エリアと線路との境には柵などを設けておらず、目の前を走り抜ける電車はかなりの迫力。また近隣には『谷川岳ロープウェイ』があり、山頂からは雄々しい谷川岳を楽しめます。同じロープウエーの乗り場からは電気バスも走っており(冬季休業)、日本3大岩壁にも選ばれている一ノ倉沢を望めます」(「DOAI VILLAGE」の担当者)

 全プラン1泊2食付き(地元のキノコを使った鍋などのほか、ドリンクは一部アルコールを含みフリー)で、大人2万5000円(中学生以上)、子供1万5000円(小学生以上)。貸し切りプランは1組15万円(4~10人=食事別)+食事代(1万1000円~×人数)。※すべて税別

 家族連れ、少人数の友人グループに多く利用されている。

ホテル評論家・瀧澤信秋氏のオススメ3駅

■ローカル駅舎のプラットホームでBBQも

 JR函館本線比羅夫駅にある「駅の宿ひらふ」(北海道虻田郡倶知安町字比羅夫594―4)。札幌から約2時間半の距離で、日本百名山の羊蹄山とニセコ連峰に囲まれた大自然のなかにたたずむ。

「本数も少なく、特急が走らない駅。鉄道ファンとしてたまりません。三角屋根の味わいある駅舎の部屋の窓からは列車を楽しめますし、夕食にはプラットホームでジンギスカンのBBQ(夏季限定)が味わえます」(瀧澤氏)

 冬季はキッチンをオープンにし、自炊が可能になっている。部屋は、駅舎2階の2部屋と屋外にログコテージがある。一室貸し切りの場合、1人6600円~。

 隣駅はニセコ。日帰り温泉も満喫したい。

■かやぶき屋根の古民家を貸し切る

 東京都大田区の保養宿泊施設で公共の宿「大田区休養村とうぶ」(長野県東御市和6733―1)は、大田区民は特別価格だが、一般の人でもお手頃に泊まれる。本館は洋室、和室、和洋室の3タイプあるが、おすすめはホテル別棟で、敷地内に移築した古民家を貸し切りにできる。

「コロナ禍で貸別荘やビラが注目されました。ここは、かやぶき屋根の趣ある一軒家で、キッチンがあるから自炊もできるし、床暖房も完備。いろりの火も囲めますし、12・5畳が4室あります」(瀧澤氏)

 古き良き“日本”を体感できる。

 一般は1棟3万円(10人までの料金)。どちらも夕朝食、入湯税料金は別。

■ケーブルカーで谷底の絶景露天風呂

「密になる心配はありません。断崖絶壁の宿で、霧が立ち込める幻想的な秘境です」(瀧澤氏)

 ここは日本三大秘境「祖谷渓」の一軒宿「ホテル祖谷温泉」(徳島県三好市池田町松尾字松本367―28)で、JR土讃線大歩危駅からバスで約30分にある。

 周辺には日本三奇橋の吊り橋「祖谷のかずら橋」があり、宿の目の前の深く切り込んだV字形の渓谷には、エメラルドグリーン色の祖谷川が流れる。平家が源氏との戦いに敗れて身を隠したとされる祖谷は、古くから温泉が湧出し、平家一族も入山の折に温泉を見つけて湯治したという。

「谷底にある源泉かけ流し露天風呂までケーブルカーで移動します。ぜいたくな自然を存分に堪能できます」(瀧澤氏)

 スタンダードプランは大人1人1万9950円~。

 無人辺境の地で、コロナ禍のストレスを吹き飛ばしたい。

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