【発酵らっきょうと水納豆の和え物】酒が進みすぎて困る…
「貴州火鍋」(東京・新小岩)
「貴州火鍋」に来るたび、「酒が進みすぎて困る……」という言葉が口からこぼれ出る。個人的に、ここの料理は日本酒との相性がすごくいいと思っているので、好みの日本酒を持ち込ませてもらっているのだが(持ち込み料アリ)、2人で一升瓶が空いてしまう。
「発酵らっきょうと水納豆の和え物」も、記者にとっては素晴らしい酒のつまみだ。
「中国・貴州の家庭でよく食べられる料理です。ご飯もすごく進みます。これがあれば、お茶碗2杯はいける」(林さん)
今回は日本で手軽に手に入る食材でできる作り方を教えてもらった。本場の味はぜひお店で!
《材料》※量は全てお好みで
・らっきょう
・ザーサイ
・天日干しした納豆
・ショウガ
・乾燥粉唐辛子(本来は乾燥唐辛子をいぶして乾煎りし細かくすり潰した「煳辣椒〈フーラージャオ〉」という調味料を使う)
・黒酢
・砂糖
・塩
・香菜(あればでOK)
《作り方》
(1)らっきょうを千切りにし、ザーサイ、納豆、ショウガは刻む。
(2)らっきょう、ザーサイ、納豆、ショウガを混ぜ合わせ、乾燥粉唐辛子、黒酢、砂糖で味付けする。必要に応じて塩で味を調える。
(3)あれば香菜を加えて仕上げる。
▼(林敏)りん・みん
中国・貴州省北部の遵義出身。遵義には中国最大の唐辛子市場があり、遵義産の唐辛子は味と香りに優れ、唐辛子の中でも特に辛いといわれている。貴州料理を味わい尽くすために、お店に行ったら、まずは林さんに相談を。懇切丁寧にメニュー選びのアドバイスをしてくれる。写真左側が林さん、右側は義理のお姉さんで、一級厨師の有資格者。
▼貴州火鍋
2019年3月オープン。珍しい貴州料理が食べられるとあって、貴州人が集まって宴会を催すことも。5種類の唐辛子調味料、4種類の発酵調味料は自家製。記者は糟辣椒(ザオ・ラー・ジャオ=唐辛子の発酵調味料)が大のお気に入りで、店に行くたび購入している。現在、家族の病気療養のため中国へ一時帰国中。再開のお知らせは、フェイスブック で。
東京都葛飾区新小岩1―55―1 多田ビル1階
℡03・3656・6250