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柏耕一

出版社勤務後、編集プロダクションを設立し、出版編集・ライター業に従事。ワケあって数年前から交通誘導員として働きはじめる。その実体験をもとに悲哀あふれる筆致でつづった「交通誘導員ヨレヨレ日記」(発行・三五館シンシャ、発売・フォレスト出版)がベストセラーに。著書に「岡本太郎 爆発する言葉」(さくら舎)ほか。現在は交通誘導員卒業を模索中。

「死ぬまで働かざるを得ない」がそれもまた私らしいと思う

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体が動くうちは働く(C)日刊ゲンダイ

■恥の多い人生だけど

 太宰治ではないが、自分のこれまでの人生を振り返ると「恥の多い生涯でした」とぼやきたくなる。長女の大学の入学金100万円が払えず親しい編集者に恥を忍んで期限前日に金策をお願いしたこともある。彼女の尽力でギリギリ間に合った。公団の家賃が払えず妻方の高齢の… 

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【連載】73歳・交通誘導員 哀愁の日々

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