35歳で離婚し父子家庭に…“どん底男”が2億円を貯めるまで

公開日: 更新日:

 DokGenさんは某大手食品メーカーに勤務する、ごく普通のサラリーマン。35歳のときに妻の浮気が原因で離婚。いきなり5歳の息子との父子家庭になる。毎朝、息子を保育園に送り届けてから出勤し、同僚たちの白い目を横目に夕方5時半に定時退社する日々。

 年収400万円、全財産90万円。どん底生活の中からも生活費を切り詰め、年収の半分200万円を貯蓄に回す。そこから投資を始め、資産2億3500万円を達成した。紆余曲折(心臓手術、株価暴落など)あって現在は54歳。早期リタイアを目指しつつサラリーマンを続けている。

 世は「FIRE」ブーム。Financial Independence(経済的自立)とRetire Early(早期退職)の頭文字だが、多くの人にとっては先立つものがない。

 いずれ来る老後の不安――離婚も含めたおひとりさまはなおさらで、DokGenさんはどのようにして2億円を貯めたのか? そこに至るまでのドラマを紹介しつつ、投資の基本を学んでみよう。

「デイトレードや信用取引などさまざまな取引をする中でたどり着いたのは『ほっとけ投資』というスタイルです。これは一度投資したら株価の変動に一喜一憂することなく、ほったらかしにするだけなので、普段の仕事にも日常生活にも1ミリも影響しません。なのでリスクを冒して副業などに手を出すより、よほど確実な方法だと思っています」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較