菅前首相グループが3月に派閥化か…“オミクロン政局”に備えて復権狙い
年明け早々、永田町では菅前首相のグループ「ガネーシャの会」を派閥にする動きが話題になっている。菅前首相に近い衆院議員のひとりは、派閥化のタイミングは「3月」と言い、こう続ける。
「役所に丸投げの岸田総理では、オミクロン株の急速な感染拡大に対応できません。菅さんのように役所の反対を押し切ってでもワクチン事業を進める腕力はないし、堀内ワクチン担当相は答弁もおぼつかない。今月17日から通常国会がスタートするが、ちょうど衆院予算委員会が佳境の2月ごろに感染がピークに達する可能性がある。野党からコロナ対応について厳しく追及されたら、立ち往生するのではないか。3月末の予算成立と引き換えに退陣もあり得ない話ではないですから」
つまり、派閥化は“オミクロン政局”に備えてのことだ。菅前首相のグループは現在20人弱に過ぎないが、岸田政権で非主流派とされるメンメンが同調するとみられている。石原派を引き継いだ森山前国対委員長、二階前幹事長、林前幹事長代理ら菅政権を支えたコアメンバーだ。