石塚集
著者のコラム一覧
石塚集

医学系編集プロダクション経営。医学ライター。東洋美術学校Webグラフィックデザイン/ユーザーエクスペリエンス(UX)講師。株式会社eumoでUIUX/PRを担当。新宿・ゴールデン街の入り口付近の店でバーテンダーもしている。

育てたエビが1匹1万円にも! 趣味の延長で始めた養殖とアクアリウムの世界

公開日: 更新日:

曽根田ゆかりさん(仮名・25歳) 本業=グラフィックデザイナー

 曽根田ゆかりさんは、本業のほかに副業で観賞用エビのブリード(養殖)をしている。 

「普段はフリーランスとして、グラフィックやWebデザインの仕事をしています。本業もまだまだ駆け出しで、都内の自宅アパートを少し広めのところを借りて、作業用スペースも確保しています。部屋にこもることも多いので、生き物が部屋に欲しいと思って、アクアリウムを始めました。海水は装置が大きく維持が大変そうなので淡水です。最初にアカヒレ(コイの仲間)を5匹、途中からシマカノコガイを3匹、コリドラス(ナマズの仲間)を3匹、そして赤みが強いチェリーシュリンプ(エビの仲間)を5匹入れました。水草も気に入ったものをいくつか入れています」

 最初は観賞用として始めたアクアリウムだったが、水槽内の生態系が落ち着き始めると、エビが増えていったそうだ。

「いつの間にか、卵をもっている個体がいて、数日後にはようやく見えるほどの稚エビが水槽内にいることに気づきました。生き物の赤ちゃんが生まれると感動しました。フィルターに流されたり、魚に食べられてしまったり、全部の稚エビが育つわけではないのですが、5匹だったエビが数カ月後には20匹以上に増えていました」

 管理のコツは、稚エビがいないかフィルターをこまめに確認、水替えを月に1回、稚エビが隠れられるように水草を水槽の底や上部に入れる、エビ用の餌をたまに与えているとのこと。

「同じ血統で増えていっても良くないので、たまに数匹を外から購入しています。今は水槽も増やして、ブルー、イエローなどの個体も管理しています。プラティ(熱帯魚)は水槽の底まで餌を探し回るので、混泳させた時は稚エビの成長率が低くなりました。違う色の種が掛け合って透明のエビが生まれたことがあるんですけど、アクアリウムショップの方に聞いたら色抜けで価値が落ちると言われました。自分では気に入っているので、相場って面白いですね」

メダカや水草も面白い

あくまでも観賞という趣味の延長だが、たまに販売もしているそうだ。

「フェイスブックグループでの交換、ヤフオク、イベント販売などです。5匹で1000円から2000円ほどで月1万円もいかない程度です。観賞用のエビ販売で有名なのは『ローキーズ』さん。個体番号をつけて管理して販売しています。私が見た中では1匹で約10万円するビーシュリンプの個体がありました。5000円から1万円の個体はザラです。近くのアクアリウムショップにも1万円近くのビーシュリンプの個体が売られていました。チェリーシュリンプも可愛いのですが、ビーシュリンプも飼おうかなと思っています」

 5月1日に開催された、個人出店もできる国内最大級の生き物マーケット「アクアリウムバス」主催者で、アクアリウムショップFeedOnの代表である黒田誠さん(46)にも話を聞いた。

「観賞用エビの人気は一時期に比べて、少し下火になりました。でもアクアリウムバスでビーシュリンプを販売している人は数人いました。販売価格は個体差にもよりますが、1匹500円から2000円くらいですね。趣味の延長で副業にするのも面白いと思います。今はメダカや水草も面白いですよ」

 最近はアクアリウムだけでなく、湿地帯を再現するテラリウムの人気も高まっている。メダカ、水草、カエルなどの副業も可能性がありそうだ。人気の生物には流行がある。いずれ紹介していきたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室眞子さんがビザ失効で一時帰国? その程度のことで元皇族が左右されることはない

    小室眞子さんがビザ失効で一時帰国? その程度のことで元皇族が左右されることはない

  2. 2
    広末涼子“ヒモ報道”があった夫を「尊敬している」 私生活さらけ出し同世代に広がる共感

    広末涼子“ヒモ報道”があった夫を「尊敬している」 私生活さらけ出し同世代に広がる共感

  3. 3
    ブーイング相次ぐNHK朝ドラ「ちむどんどん」にも楽しみ方はある

    ブーイング相次ぐNHK朝ドラ「ちむどんどん」にも楽しみ方はある

  4. 4
    焦るロシア軍が投入した最新兵器「ターミネーター」は切り札か? 装備強力も実力は未知数

    焦るロシア軍が投入した最新兵器「ターミネーター」は切り札か? 装備強力も実力は未知数

  5. 5
    表敬訪問したウクライナ歌手カーロリさんは超セクシー系! 岸田首相は知っていた?

    表敬訪問したウクライナ歌手カーロリさんは超セクシー系! 岸田首相は知っていた?

もっと見る

  1. 6
    いしだ壱成が月9出演に意気込み…演技の才能あれど制作側が及び腰なワケ

    いしだ壱成が月9出演に意気込み…演技の才能あれど制作側が及び腰なワケ

  2. 7
    深田恭子が“深酒破局”報道後初めて公の場に…天性の女優は「不惑」の波をどう乗り越える

    深田恭子が“深酒破局”報道後初めて公の場に…天性の女優は「不惑」の波をどう乗り越える

  3. 8
    小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

    小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

  4. 9
    2歳児がスマホでチーズバーガーを31個も注文! ママの困惑に全米バカ受け

    2歳児がスマホでチーズバーガーを31個も注文! ママの困惑に全米バカ受け

  5. 10
    1.8mのワニが校舎の前に! 1人で捕獲した警察官にフロリダ州の小学校は大興奮

    1.8mのワニが校舎の前に! 1人で捕獲した警察官にフロリダ州の小学校は大興奮