岸田首相の“バイデンおもてなし”が地味すぎる…絵にならない日米首脳にメディア苦心
地味な首相は「おもてなし」まで地味だ。岸田首相が23日夜、初来日したバイデン大統領を東京・白金台の八芳園に招き、夕食会を開く。八芳園は徳川家康側近の大久保彦左衛門の屋敷跡とされ、広さは約4万平方メートル。敷地にある池を中心とした回遊式の日本庭園を散策し、裕子夫人が茶道のお点前を披露。敷地内の料亭でバイデン大統領をもてなすという。
両首脳はこれまで電話・オンライン以外は短時間の会談しか行っておらず、時間を割いて対面で会談するのは初めて。和の景観や伝統的な和食で日本文化を堪能してもらいながら、信頼関係を深める。その狙いは悪くないが、パフォーマンスとしては地味すぎやしないか。
記憶に新しいのは、安倍元首相によるトランプ前大統領への「おもてなし」だ。2017年11月の初来日時には松山英樹プロと、令和初の国賓として19年5月に来日した際には青木功プロと、それぞれゴルフをプレー。クラブハウスではトランプ前大統領の好みに合わせ、肉厚のハンバーガーをほおばったり、退屈そうにトランプ前大統領が大相撲を観戦する姿も忘れられない。