コロナ第7波は最大規模 東京都に忍び寄る「真夏の医療崩壊」の恐怖
第7波が猛威を振るっている。このままでは医療提供体制はパンクしてしまいかねない──。13日の東京の新型コロナウイルスの新規感染者数は1万6878人。9日連続で前週比2倍となった。各地で過去最多の感染者数が確認されており、東京も今週中に2万人を突破し、今年2月2日に記録した過去最多(2万1562人)を更新する可能性がある。
心配なのが病床の確保だ。都の入院患者は12日に2000人を超え、病床使用率が41%に達したため、確保病床を5000床から7000床に増やした。小池知事は「感染拡大を抑えるためには一刻の猶予もない」と危機感を示し、第6波のピーク時と同水準の医療体制で備える方針だが、最大スケールの波に太刀打ちできるのか。