喜代村(すしざんまい)木村清さん(3)1匹釣るのに2時間以上かかったりするのでヘトヘトに
魚獲り
「マグロ大王」の異名を持つ木村さん(1952年生まれ)は、マグロやカジキの釣り大会があると必ずといっていいほど「出てください」と声がかかるという。日本国内はもとより、海外の大会からもオファーがあるそうだ。木村さん自身、釣りは大好きなので、時間が許す限り出場するようにしてきた。
マグロ大王にはテレビ各局からもさまざまな声がかかる。株式会社喜代村の社長、「すしざんまい」の社長として声がかかることもあれば、釣り番組から釣り師として声をかけられることも少なくない。
「テレビ局に頼まれるんですよ、海外のあちこちに出かけてマグロを釣ってくれって。で、私が行くとバンバン釣れるわけ。そうしたら視聴者から『やらせじゃないか』という投書が届いたというんですね。そこでテレビ局から提案があって、ヘミングウェー・カップに出ることになった。ヘミングウェー・カップでカジキを釣り上げた日本人はまだ誰もいなかったから」
ヘミングウェー・カップとは、キューバの海を愛した文豪ヘミングウェーが1950年に始めた世界で最も歴史ある国際トローリング大会(正式名称はヘミングウェー・フィッシング・トーナメント)。世界中から釣り自慢が集まる大会だ。