“失言王”バイデン氏に再燃したセクハラ疑惑の中身…2024年米大統領選への影響は?
債務上限問題でイラついている米国のバイデン大統領(80)に新たな頭痛の種だ。3年前に浮上した性的暴行疑惑が再燃。敵対するロシアも巻き込み、ややこしい事態になっている。
被害を訴えているのは、バイデン事務所で働いていたタラ・リード氏(59)。バイデンがデラウェア州選出の上院議員だった1993年、事務所スタッフの助手だったリード氏は、上院の廊下でバイデン氏に性的暴行を受けたと主張している。
初めて公に告発したのは、大統領選の真っただ中だった2020年。インタビューで「私を壁に押し付け、(届け物の)バッグを受け取りました。私のスカートの下から手を伸ばし……。指2本でした。悪夢のような出来事でした」と明かし、バイデンから「どこかよそに行こうか?」と誘われたとも言っていた。
当時、バイデンは1カ月ほど沈黙していたが、大手テレビの取材に「そんなことは一切なかった」と疑惑を否定。リード氏の主張は虚偽だと釈明した。
それから3年。リード氏が5月上旬、告発をめぐって連邦議会で宣誓証言をする意思があるとツイートしたことから、身辺が騒がしくなったようだ。