妻の心臓手術費に苦労…米アリゾナ州の高校教師を生徒が支援

公開日: 更新日:

 米アリゾナ州の高校教師が、妻の心臓手術費の支払いに苦労していることを知った生徒たちが、ネットで募金活動を行い、注目を集めている。

 同州フェニックスにあるアルカディア高校の生徒たちで、2004年から同校で政治・経済を教えているクレイトン・ガイ先生の様子が、春ごろからおかしいことに気づいた。いつも明るくムードメーカーの先生が沈みがち、心ここにあらずの時が多くなり、学校も休むように……。

 原因は、先生の妻のエンジェルさんが心臓病のために3月11日に開胸手術を受けたこと。学校を休んで妻に付き添い、保険を適用しても高額な手術費の支払いに苦労していたのだ。

 それを知った生徒たちは、4月6日にクラウドファンディング「GoFundMe」にサイトを立ち上げ、先生を支援するための募金を呼びかけた。

 これをきっかけに、先生の元生徒たちを中心に募金が集まり始め、7月29日に目標額の1万ドル(約140万円)を超えた。10年ほど前に先生の授業を受けたという元教え子は100ドルを寄付、こうコメントしている。

「先生はいつも思いやりがあり、親切で、知的でした。先生から受けたポジティブな影響は今でも残っています。こんなに多くの人たちが先生を支援しているのを目にして本当にうれしい」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」