「クラブハリエ」はバームクーヘンブームの火付け役 今年で販売50周年、人気が長く続く秘訣

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 年間770万個を売り上げる人気のバームクーヘン。従来にはなかったフワフワ食感のバームクーヘンを作っているのが、滋賀県に本社を構えるクラブハリエ。地元の近江八幡をはじめ、東京では羽田空港や日本橋三越、池袋東武に店舗を構える。

 実は、同社が日本のバームクーヘンブームの火付け役でもある。

「1999年に大阪の阪神梅田本店にオープンしたバームクーヘン専門店がきっかけです。滋賀県の工房で製造したバームクーヘンを丸太のままガラス張りの工房に運び入れ、フォンダン(砂糖衣)を塗る、切り分けるといった作業をお客さまの目の前で行いました。引き出物としておなじみのお菓子が切り分ける前はどのような形をしているのか? バームクーヘンの丸太にご注目いただくとともに、しっとりやわらかな食感の生地もご好評いただき、その後、東京や名古屋、京都などにも展開することができました」(クラブハリエ担当者)

 日本人の好みに合わせて甘さを控え、食感もやわらかめ。また売り場に窯を持ち込み、焼きたてを購入できるというのも斬新だった。バームクーヘン作り自体は今年で50周年を迎えるが、昔のレシピにこだわらなかったのがブームの理由だ。さらに、年間300万人が訪れるというバームクーヘンのテーマパークの施設まである。

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