少しでも安く買いたい「あと1500円！」の値切りが時としてアダとなるケース

少しでも安く買いたいという気持ちがあだになることも…（Ｃ）日刊ゲンダイ

　お客さんにその説明をすると、ガッカリ。まあ、そうですよね、一度は5000円引きと言われていたのが、1000円しか値引きされないのですから。夫婦でご来店されていたので、ご主人はなんとか5000円だけでも引いてほしいと食い下がります。

「ああ、この商談はムリだな」と心の中で呟きながら「上司に相談しちゃったんでスイマセン」と……。まあ、プライスの値段でも当初の半額くらいになっていますから、お買い得なのは変わりませんが。カカクコムで見ても、こんな安値で売られているところはどこにもありません。

　結局、もろもろ検討された結果、予定通り購入されることに。一度、値引きをすると言ってしまったので、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、「あの時、もう一声と値切らなければ、こんなことにならなかったのに」と冷めた目で見る自分もいました。

「あと1500円」と欲をかいたばかりに、5000円をふいにしてしまったのですからね。

　値決めは販売員に一任されていますので、クーポンが使えると言えばそれで通ってしまうんですね。でも、今回のように上司がダメと言えば、従うしかありません。