【水口食堂】(東京・浅草)品書きは100種以上

公開日: 更新日:

 品書きがズラリと並ぶ食堂は、どれにしようかと心が躍る。常連サンの要望にこたえてきた証しで、どのメニューもハズレがない。メシと一緒に食べるもよし、酒の肴でつまむもよし。そんな絶品食堂を紹介する。

 東京・浅草の仲見世通りは、外国人観光客でごった返す。そこを抜けてホッピー通りには、昼酒を楽しむ赤ら顔の日本人がズラリ。賑わいを尻目に「いっぷく横丁」へ足を延ばすと、雰囲気がグッと落ち着く。昭和風情を残した一角に店を構えるのが「水口食堂」だ。

 1950年創業。ナポリタンから魚料理までさまざまな品書きが壁を覆い尽くしていた。

「昼飲み客も、定食客も、仕事帰りの客も、それぞれ要望を聞き入れていたら100種を超えていました。誰もが満足する店でありたいですね」

 そう話すのは3代目の水口淳さん(52)。全メニューは単品でも、複数組み合わせて定食にするもよし。たとえば「ハムエッグ+ポテトサラダ」「生鮭フライ+肉じゃが」という具合に自由自在だ。オリジナルの最強定食を考案したり、全メニュー制覇を試みたり。品書きを眺めていると、あ~、腹が鳴る。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 3

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 4

    炎天の弔辞で高橋克典が読み上げた「芸能界のドン」秘話…ケイダッシュ川村会長告別式

  5. 5

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  1. 6

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  2. 7

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  3. 8

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  4. 9

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  5. 10

    ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と