小池都知事の街宣スポット選びは公明との「しがらみ」案件…不自然な「蜜月動画」拡散

公開日: 更新日:

 都知事選(7月7日投開票)を巡る現職・小池知事の動きが不可解だ。先週末の八丈島、奥多摩、青梅と、人が集まりづらい地域での街宣からは一転。29日は下町の足立区・北千住駅前で演説に立った。当地を選んだ背景には、小池が支援を受ける公明党とのしがらみが垣間見える。

 足立区では都議補選が28日告示され、自民と立憲の新人同士による一騎打ちの構図。裏金事件の影響で自民は劣勢だ。小池知事の足立区入りは、公明の支持母体・創価学会をテコ入れし、自民新人の当選を確実なものにする狙いがありそうだ。

「都議会の足立区選挙区は定数6で、もともと自公がそれぞれ2議席、都民ファーストの会共産党が1議席ずつ保有し、立憲都議は不在。自民都議の死去に伴う今度の補選は、立憲に議席を奪われる事態を自民だけでなく、公明も避けたい。前回2021年都議選で当選した公明候補2人のうち1人は最下位当選。仮に補選で立憲が勝てば、来年の都議本選では最下位だった公明都議と立憲都議が議席を奪い合うことになりかねない。公明としては、補選で自民に勝ってもらわなければ困るわけです。そうした意向に沿って、小池知事は足立区入りを決めたのでしょう」(都政関係者)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する