妻には負担「献立づくり」はAIに相談で楽チン 夫が分担すべき“隠れ家事”はこんなに

公開日: 更新日:

 リンナイ調査では“共働き世帯”でも、家事分担は「妻7割、夫3割」の家庭が最も多い。と同時に女性の7割がパートナーの家事に不満を抱えている。その最たるものが「家事を〈手伝うもの〉と思っていること」(43%)だ。やってやってる感を出すのは絶対にダメ。そんな中、妻の感謝が倍増する家事の種類がある。

  ◇  ◇  ◇

■面倒な献立づくりもAIに手伝わせれば簡単

 ライオンのオスは狩りや育児はメス任せ。アフリカスイギュウなど大型動物を襲う時だけ手伝うという。もっとも、普通の家庭でこれをやったらアウト。小泉進次郎議員の家庭は「欧米夫婦のように家事も育児も半々」だという。

 そもそも男一人が働けば一家全員が食べられた時代ではない。総務省調査によれば、1980年には専業主婦世帯が1114万世帯もあり、共働き世帯は614万世帯。これが2023年には専業主婦世帯が517万世帯に減り、共働き世帯は1278万世帯へと大逆転している。女性も働いているのに負担を一方的に押し付けることはできない。

 とはいえ、手間は少なく、それでいて相手に感謝される家事があればいい。そんな都合のいい話はあるのか。

「家事は細かく分類すると100項目ほどに及びますが、その中には『隠れ家事』と呼ばれる、こまごまとして認識されにくい家事が多く含まれます。男女差が大きい『献立を考える』は代表的な隠れ家事と呼べるのではないでしょうか」

 こう話すのは、知的家事プロデューサーの本間朝子氏。

 確かに食材の買い出し(買い物)や食事を作る(調理)といった王道の家事は今や男性の多くがやっている。女性が負担に感じている家事を率先してやった方がありがたみも違ってくる。

 実際、女性が負担に感じている家事の3位に「献立を考える」が入っている。

 では、具体的にはどうすればいいのか。献立を考えるくらいなら簡単にできそうだが、調理法や予算など、ある程度のレベルが要求される。小学校の給食の献立を参考にする? それもいいが、「生成AIにサポートしてもらうとラクになります」とは本間氏だ。

「例えば、『冷蔵庫にある鶏肉、キャベツ、ニンジン、じゃがいも、卵でできる2品の献立を教えて』とリクエストすれば、すぐに対応してくれます」(本間氏)

 AIが出したメニューは「鶏肉と野菜の煮込み」と「卵入りキャベツ炒め」。もちろん、作り方の手順も教えてくれる。また、〈子供が喜ぶ3日分の献立と買い物リストを作成して〉とリクエストすれば、それにも対応。こうすることで、〈買い物は週1回〉〈食材を余らせない〉といった具合に時短と節約の両立にもなる。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  2. 2

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  3. 3

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  4. 4

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  5. 5

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  1. 6

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  2. 7

    8月の食品値上げは前年同月の1.5倍! インフレあおる無策日銀のせいで庶民生活は「限界突破」

  3. 8

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 9

    「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  5. 10

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃