目立ちたがり屋の西村元経産相が一転…裏金非公認でコソコソ「ステルス選挙」徹底のダサダサぶり

公開日: 更新日:

「総理になりたい男」とあだ名される自民党屈指の目立ちたがり屋が、よくぞここまで隠密に徹したものだ。15日の衆院選公示を境に、裏金事件で非公認となった旧安倍派「5人衆」の西村康稔元経産相(兵庫9区)が活動解禁。明石駅南口を皮切りに各地で出陣式を行い、支持を呼びかけた。

 地元で10日に開いた会見では、8選を狙う選挙戦について「自分自身との闘い。丁寧に説明すること、今回の事案を糧として改革、改善しないといけないこと。そういったことを訴えていきたい」などとカッコイイことを言っていたが、何のことはない。旧安倍派の還流再開をめぐる謀議に加わった疑いも消えない西村氏は、裏金議員と後ろ指をさされる姿を報じられることを嫌がり、ステルス活動を徹底。今年4月に党員資格停止1年を食らって以降の豹変に「ダサい」と揶揄されている。

「公示前の活動はすべてクローズド。地元メディアの問い合わせにも応じず、こそこそ動き回っていた。何とかして画を撮りたい社は出没しそうな場所に当たりをつけて張り込み、『ニシムラをさがせ!』状態でした」(在阪メディア記者)

 ステルス西村氏が選対本部を構えたのは、明石市役所にほど近い後援会事務所から約1キロ離れた目抜き通り。9月に完成した新築マンションの1階だ。先週末に開設したが、公示前までカーテンを下ろし、内部の様子はうかがい知れなかった。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  2. 2

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  3. 3

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 4

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  5. 5

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  1. 6

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  2. 7

    「イネカネムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  3. 8

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 9

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  5. 10

    「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」