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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

激戦州ペンシルベニアで目撃した新たな“分断”民主党のブルーがパープルに、そして共和党のレッドになった日

公開日: 更新日:

 米大統領選で共和党ドナルド・トランプ前大統領が当選確実となった。予想に反しハリス氏を大きく引き離す強さを見せたことが、驚きを与えている。

 その背景には、これまで伝統的に民主党支持と考えられていた地域が、共和党支持に急変した、つまり民主党のブルーから共和党レッドになったという現実がある。

 今回取材した激戦州ペンシルベニア州は、かつてはブルーウォールと呼ばれる民主党の大票田のひとつだった。中でも東部のバックス郡は、2020年にはバイデン大統領を選出している。ところがここ数年それが急変しているという地方紙の記事を目にし、投票日当日に訪れることにした。

 バックス郡レビットタウンの投票所であるミル・クリーク小学校は、川や林に囲まれた広大な敷地に立っている。周囲の芝生にはトランプ、ハリス両候補の立て看板がずらりと並ぶが、心なしかトランプの方が多いように見えた。

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