岸田文雄前首相インスタ動画『今日のふみお』なぜか大好評…突然のSNS活動は“再登板”への布石?

公開日: 更新日:

 ヤケに元気いっぱいだ。

 特別国会召集日だった11日、岸田前首相がインスタグラムに「今日のふみお」と題した動画をアップし、話題だ。

 動画では、先の衆院選後に初登院する様子が紹介されている。当選証書を手に歩き、国会の中央玄関で職員にバッジをつけてもらった岸田氏が、満面に笑みを浮かべ、最後に「ありがとうございます」と言って去っていくだけの動画だが、なぜかこれがSNSで大好評なのだ。〈『今日のふみお』最高すぎる〉〈キッシーのインスタおもろすぎる笑笑〉といったコメントがあふれている。

 また、公式ユーチューブでは先月下旬に「増税メガネ?」と題した動画を投稿。首相時代にとった経済政策の妥当性を主張している。他に、地元・広島のティーボール大会で子供たちと触れ合う姿を写した動画もアップ。首相時代に見せなかった砕けた表情が受けているのか、いずれも再生数は数十万回。

 なぜ、急にSNS活動に熱心になっているのか。大ハッスルには理由がありそうだ。

「衆院選で自公が大敗し、石破内閣は長く持たないとみられています。来夏の参院選前に『石破おろし』が始まる可能性すらある。そうなった時、岸田さんは再登板を狙って名乗りを上げるのでは、と目されています。今のうちからSNSでアピールしているのでしょう。本人は周囲に『安倍元首相だって2期目で長期政権を築いたんだから』と言っているそう。色気があるのは間違いないはずです」(官邸事情通)

 しかし、自民党の党勢低迷の原因は、裏金事件で場当たり対応を繰り返してきた岸田氏にある。ニヤついている場合ではないはずだが……。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  2. 2

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  3. 3

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 4

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  5. 5

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  1. 6

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  2. 7

    「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  3. 8

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 9

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  5. 10

    「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」