著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

秋篠宮ご夫妻の間にある悠仁さまの将来像の微妙な温度差 東大はトンボ研究にベストの大学か?

公開日: 更新日:

 宮内庁OBがこう話すように、昆虫学を究めるのに東大を選ぶ理由は見当たらない。

「昆虫学に優れているわけではなく、研究者も少ない。ここよりも進んでいる研究機関は、他にたくさんある」と農学部の研究員は、悠仁さまが東大を視野に入れている現状に疑問を呈する。

 今年4月、秋篠宮さまは悠仁さまを連れて、玉川大を訪れている。同大の昆虫科学実験室で悠仁さまが教授たちと高度なやりとりをしている様子が報道された。

「トンボの専門家がいるわけではありませんが、ミツバチの研究は世界レベル。昆虫の生態にアプローチする環境は整っている」(玉川大元教授)

 秋篠宮さまとしては、こうした選択肢もあると悠仁さまに見せたかったのだろう。「本当は時間を巻き戻したいお気持ちだったのかもしれない」と前出の宮内庁OBは推察する。

「大半の生徒が難関大を狙う超進学校の筑波大付属高校に入ったところから、意に沿わない方向に進み出しました。東大や筑波大を一般入試ではなく推薦で目指すにしてもそこには枠があって、やはり競争に巻き込まれることになる。将来の天皇にそぐわない迷路に入り込んでしまったのです」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」