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岸山真理子ケアマネジャー

1953年静岡県生まれ。大学卒業後、30代まで単純労働の現場を渡り歩く。38歳での出産を機に正規職員の仕事を求め、介護職員に。その後、47歳でケアマネジャーになり、以来20年以上にわたって介護現場の最前線で奮闘する。毎朝のストレッチを欠かさず、真剣に「88歳現役」を見据える。「ケアマネジャーはらはら日記」(三五館シンシャ)がベストセラーに。

「あんたら、この苦しみ、わかろうとしたことあるか!」ダブルケアラーの絶叫が空しく響いた

公開日: 更新日:
ダブルケアの過酷さに耐えかねて相談したが…(C)日刊ゲンダイ

 私がケアマネジャーとして関わっている今村美也子さん。前任のケアマネから美也子さんの支援を引き継いだとき、彼女は72歳、要介護1だった。生活保護を受け、市営住宅でひとり暮らしをしていた。その娘の香織さんは男の子を2人育てながら、8年間、母親である美也子さんの介護を担ってきた。
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