キャベツ“再高騰”はいつ収まるのか…葉物野菜の異常な高値で「3倍値」に逆戻り

公開日: 更新日:

 キャベツの再高騰はなぜ起こっているのか。冬キャベツの主産地、愛知県の流通関係者はこう分析する。

「先週から今週にかけての3連休が影響しているのではないでしょうか。連休中は飲食店などの需要が増える一方で、祝日は市場が営業しておらず流通が滞るため、需給のバランスが崩れたのだと考えられます」

■猛暑予想で今年も生育不良の懸念

 この先、暖かくなると、野菜の値段は落ち着くとみられている。

「“最強寒波”がやってくるなど、2月は寒い日が続きました。その影響で全国的なキャベツの生育不良が生じ、供給が滞っています。これから3月に向けて暖かくなるため、そこで生育が進み、出荷量が回復することで、値下がりが期待できるかもしれません」(前出の流通関係者)

 ただし、こんな心配な話もある。気象庁は25日、2025年夏(6~8月)の天気予報を発表。日本付近は暖気に覆われやすく、全国的に平年より暑い夏になる可能性が高くなっているという。

「一般論ですが、過度な高温が続けば、当然野菜の生育にも影響します」(農水省園芸作物課)

 猛暑だけでなく、野菜高騰とのダブルパンチがやってくるかもしれない。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝