石破自民は被災地軽視そのもの…14回目の「3.11」発生当日、衆院本会議開催を要請していた

公開日: 更新日:

「開催の提案理由も『なぜ今?』でした」と打ち明けるのは、衆院議運委の野党側筆頭理事を務める立憲民主党の青柳陽一郎議員だ。こう続ける。

「『大学等就学支援法』改正案の趣旨説明と質疑を行いたい、と。新年度から多子世帯に対する大学など高等教育の無償化を始めるのが目的で、いわゆる4月1日施行を目指す『日切れ扱い法案』です。しかし、野党も年度内成立には反対しておらず、福島県主催の追悼式には石破首相も、わが党の野田代表も出席する。それなのに、被災地選出の議員を足止めさせて本会議を開く必要性はまったくありません。被災地軽視もはなはだしい」

 高額療養費制度の見直しでも露呈したが、石破首相は常に寄り添うフリ。「復興に全力」はおべんちゃらに過ぎない。東北の参院6選挙区はすべて、与野党の勝敗を左右する1人区だ。夏の参院選に向け、「3.11軽視」の石破自民はまた墓穴を増やすことになる。

  ◇  ◇  ◇

 自民党員ガタ減り!“6万人ショック”と呼ばれるほどの衝撃だ。それでも首相は「信頼回復」を繰り返すばかり……関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?