「府中湯楽館 桜湯」温度計は110度強。ジワジワとした輻射熱が心地よくマッタリ全集中

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府中湯楽館 桜湯(府中)

 京王線府中駅南口から歩いて3分ほど。老舗銭湯「桜湯」は2020年にリニューアルされ、店先の真っ赤なポストと真っ白な壁が大正ロマンを感じさせますね~。下足箱の木札を手に、タッチパネル券売機で入浴料+サウナ代900円とレンタルタオルセット代200円を購入。フロントに座る店長・佐伯輝之さんの奥さんに渡すと、「どうぞ、ごゆっくりなさってくださいね」とサウナ客専用ロッカーキーを受け取ります。

 ピカピカの脱衣場でスッポンポンになって、浴場にお邪魔すっと、これまた真っ白ですがすがしい室内には、湯気が立ち込め、まるでスチームサウナのようっス。洗い場に用意されたボディーソープやリンスインシャンプーで汗を流したら、40度の白湯にザブン。

 激しめのミクロンバイブラが背中や腰、ふくらはぎなどにボボボの冷水枕付きリラックスバス2床、強力ジェットエステ1床、柔らかなビリビリのエレキマッサージ1床もあって、よかね~。

 42度のラドン湯は、浴槽底に高濃度バドガシュタイン鉱石入りの金属ケースが設置されていて、「この時季は、花粉症などのアレルギーにも効果がある風呂です」と佐伯店長。ポカポカしてきたところでサウナに参りましょう。

 ビート板を手にドアを開けると、なんて奇麗なサ室。右手にある設定85度の遠赤外線ガスストーブの正面に、ストレート2段ベンチが設置されていて定員は8人。先客の間を失礼して、上段の空席にどっこいしょ。昨年張り替えられたヒノキの座面には、マットがキレイに敷かれてます。

 カフェオレ色の耐熱レンガと茶色く焦げた木の壁のコントラストが落ち着いた雰囲気でよかぁ。ドライな室内に、ドアの開け閉めで浴場の湯気が入り込み、ほどよい湿度がふんわりと。ストーブ横にはヒバチップ入りのネット袋、床には備長炭がこんもり置かれ、深呼吸するとかすかに樹木の香りを感じますよ。

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