大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた
汗ダラダラ…もはや苦行
舞洲に上陸し30分ほど歩くと、島の北側に到着。舞洲と“本州”を結ぶ橋のうち、此花大橋は車しか通行できないため、やや遠回りして常吉大橋を渡る。徐々に足が重たくなるが、この時点で道のりはまだ半分。手元の時計は午後10時を回っていた。
ようやく“本州”に上陸し、ここからはコンクリートで舗装された無機質な海岸沿いの道を3キロ行く。ひたすら真っすぐな道で歩けど歩けどまったく進んだ実感がない。いつの間にか風はやみ汗もダラダラ。もはや苦行でしかなく、この時点ですでに後悔していた。
残り1キロ地点で住宅街に入り、ラストスパート。汗をかきつくし、のどもカラカラ。疲労が限界に達し、足がもげるかと思うくらいだった。午後11時にようやく、安治川口駅に到着。自販機で買った三ツ矢サイダーを電車内で飲みながら、二度とやるまいと誓うのだった。しかし後日、万博運営関係者に「根性あるな」の一言をもらえたのは、ちょっとうれしかった。