大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた
料金は高いが海路も快適
こんなしんどい思いをせずとも、万博会場へは海路からも行ける。記者は“徒歩帰宅”を敢行した翌日、午前9時50分ユニバーサルシティポート(此花区)発の便に乗船した。
乗客は8人とガラガラで寂しかったが、ある意味快適だった。船が出港し、大阪の湾岸エリアを眺めながら10分ほどすると、夢洲が見えてきた。船内では「コブクロ」が歌う万博テーマソングがリピートされ、テンションも上がってくる。わずか20分の船旅だが、結構楽しめた。船着き場で下船した後はバスに乗り、数分で西ゲートに到着。何のストレスもなく、スムーズに入場できた。
ただ、最大のネックは高額な乗船料金だ。7月からは値下げされたとはいえ、往路2000円、復路1000円は、ちと高い。ぶっちゃけ電車の方がはるかに安いが……。せっかくの万博だし、一度試してみるのもいいのでは?
(取材・文=橋本悠太/日刊ゲンダイ)