やっぱり旨すぎ…大バズリした“神旨ワイン”が新復活!999円で完璧な1本でした。倍の値段とってもよくない?

公開日: 更新日:
コクハク

テンプラニーリョを100%で熟成期間は約3年

 昨年SNSで大バズリして、このコラムでも紹介した神旨コンビニワイン「ジスト」を覚えていますか?

「税抜き999円」という破格なお値段にもかかわらず、驚くほど美味しいと話題騒然となり完売した、ファミリーマートのプライベートブランド商品。

 なんとそのワインが今夏、新たなスタイルで再登場したんですよ! これは飲まずにはいられない!ってことで、再び品切れになる前に早速購入してきました。

【美酒好きアナ厳選 1000円台“神旨”ワイン】

『ジスト レゼルバ バレルセレクテッド2018』。お値段はもちろん前回と同じく、税抜き999円(税込み1098円)です。

 ワイン名にもある「レゼルバ」とは、赤ワインの場合、最低36カ月熟成(うち12カ月以上は樽熟成)を行ったものが認定されるスペインのワイン規定のこと。

 こちらは2018年に収穫した、スペインを代表するブドウ品種テンプラニーリョを100%使用していて、アメリカンオーク樽とフレンチオーク樽を使った、計18カ月の樽熟成を含む約3年の熟成期間を経た赤ワインです。

 そもそもこんなに長期熟成されたワインがこの価格って…どこもかしこも値上げラッシュなこのご時世に、もはやありえないわけなんですよ。

 そんな驚異的コスパのワインを作り上げたテンプラリーニョ種とは、品質面でもスペインの顔となっている黒ブドウ。スペイン全土で栽培されていて、バラエティーに富んだワインが生産されています。

【こちらもどうぞ】「ファミマのPB赤」が高級すぎる、ローソンの爆バズりワインより凄い!

時間の経過とともに香りまで楽しめちゃう

 果皮が厚い品種なので…ほら、グラスに注いで見てみるとしっかり濃いめ。黒みを帯びたダークチェリーレッドって感じですよね。

 さすが長期熟成されているだけあり、注いだ瞬間からガッツリとオーク樽の香りが広がりました。

 高級な葉巻を思わせるスモーキーさ、ヴァニラやココナッツのような甘いニュアンスに、シナモンやナツメグなど香辛料のスパイシーな印象。

 そんな深みのある木樽からの香りが感じられながらも、カシスやブラックベリー、干しプラムや乾燥イチジクなどジューシーな果実香も主張してきます。

 グラスをクルクル回してスワリングすると、牡丹やスミレ、ドライフラワー、カカオやチョコレートなどいろいろな香りが顔を出し、時間の経過とともに香りまで楽しめちゃうのも魅力。

肉じゃがやカレーライスなどの家庭料理にも◎

 そして待望のゴクリ…やっぱり旨い。旨すぎる。

 ワインの世界では超絶褒め言葉で、高級ワインによく使われる「複雑な味わい」というワードを発したくなりました。

 丸みがあり柔らかいタンニン(渋味)、なめらかで緻密な酸味、まろやかで豊かな甘味が相まって、骨格のしっかりした肉厚で力強いバランス。

 この価格帯ではなかなか感じられない長い余韻とポテンシャルの高さ。

 正直言って、倍の値段とってもイイんじゃない?ってくらい、すべてが完璧な1本。こりゃあ、まとめ買いしたくなるよなぁ。

 市野瀬的には、最大限香りも楽しめるように、大ぶりのグラスで17度〜20度(ワインの常温が大体15度といわれています)で飲んでいただきたいです。

 ペアリングとしては、ステーキ全般は言わずもがな、デミグラスソースたっぷりのハンバーグやしっかり焼き目をつけたソーセージもいいですし、肉じゃがやカレーライスなどの家庭料理にも◎かと♪

 香りの同調で、ビターチョコレートなんかと合わせても最高なマリアージュになりそうです♡

 コレを知ってしまうと、他のコンビニワインに手が出せなくなりそうな予感さえしちゃう神がかった1本。

 売り切れになる前に、アナタも今すぐファミマへGO!

(市野瀬瞳/フリーアナウンサー)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  1. 6

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  2. 7

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

  3. 8

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  4. 9

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず