パワハラ騒動乗り越えたフェアリージャパンが新体操世界女王になれたカラクリ

公開日: 更新日:

 新体操の世界選手権(リオデジャネイロ)は日本時間25日、最終日の団体種目別決勝が行われ、日本(フェアリージャパン)は予選3位通過のリボンで26.650点で銀メダルを獲得。今大会は史上初の金メダルを獲得した団体総合と合わせて、2つのメダルを手にした。

 フェアリージャパンは今年5月に発覚した村田由香里強化本部長(43)によるパワハラ指導で主力選手が合宿から脱走を図るなど、一時は存続が危ぶまれた。スポンサーが広告掲出を見送るなどの逆風を乗り越えて、日本新体操史上初の快挙を成し遂げたのは、今年度からのルール変更が追い風になった。

 国際体操連盟(FIG)は昨夏のパリ五輪後、ルールを改正。高難度の技の実施がEスコア(実施点)の高得点につながるようになり、日本がボール・フープで行った演技がEスコア7.200を獲得。出場36カ国・地域のうち最高得点だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"