信頼できる人の「姿勢と所作」で身だしなみを見直す
身だしなみ編(8)
服装や髪形を丁寧に整えていても、立ち姿や座り方、歩き方ひとつで、その印象は大きく変わります。身だしなみとは、外見だけでなく「所作」を含めた全体の雰囲気を指すもの。
今回は「姿勢と所作」に焦点を当て、日常の動きに表れる身だしなみを見直してみましょう。
■姿勢
ビジネスの場では挨拶を交わす前から相手に見られています。背中が丸まっていたり、片足だけに体重をかけて立っていたりすると、意欲に欠け、だらしなく見えてしまいます。
立つときは背筋を伸ばし、両足の裏をしっかり地面につけて重心を安定させましょう。肩の力を抜き、視線をやや上げるだけで、印象は大きく変わります。
■座り方
椅子に座るとき、背もたれに寄りかかりすぎたり、浅く腰かけて前かがみになっていませんか。ビジネスシーンでは、背もたれには寄りかからず、背筋を伸ばして腰掛け、両足はまっすぐ床につけるのが基本です。足を組んだり、貧乏ゆすりをする癖のある人は、相手に「落ち着きがない」「礼儀に欠ける」と映ることがあります。無意識の動きほど普段から意識して整える必要があります。