「幸福のための消費学」間々田孝夫著

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「幸福のための消費学」間々田孝夫著

 人類は長い間、戦争や飢饉、疫病などにより貧困に陥るリスクにさらされてきた。だが、機械製品が普及し、肉体的な負担が減って、自由な時間を楽しめるようになる。消費社会は人びとに幸福をもたらしたが、膨大な物資を生産し、消費する過程で、膨大な廃棄物を生みだして、環境問題などが発生した。

 また、市場経済を通じた産業発展により、貧富の格差が拡大した。経済が発展すると所得に比例して幸福感が増していたが、一定の水準に達すると所得が増えても幸福感は高まらなくなる。

 21世紀に入り、消費を通じて何を目指すかという消費ビジョンがはっきりしなくなった。

 社会学者が「これからの消費」を考察する。 (作品社 2970円)

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