「幸福のための消費学」間々田孝夫著

公開日: 更新日:

「幸福のための消費学」間々田孝夫著

 人類は長い間、戦争や飢饉、疫病などにより貧困に陥るリスクにさらされてきた。だが、機械製品が普及し、肉体的な負担が減って、自由な時間を楽しめるようになる。消費社会は人びとに幸福をもたらしたが、膨大な物資を生産し、消費する過程で、膨大な廃棄物を生みだして、環境問題などが発生した。

 また、市場経済を通じた産業発展により、貧富の格差が拡大した。経済が発展すると所得に比例して幸福感が増していたが、一定の水準に達すると所得が増えても幸福感は高まらなくなる。

 21世紀に入り、消費を通じて何を目指すかという消費ビジョンがはっきりしなくなった。

 社会学者が「これからの消費」を考察する。 (作品社 2970円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 4

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  5. 5

    ベネズエラの剛腕マチャドが今オフ、オリックスとの契約満了で日米争奪戦に発展か

  1. 6

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  2. 7

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    白井球審への“侮辱行為”で退場した一部始終「何やおまえ、いい加減にしろよ!おまえも未熟なんだから…」

  5. 10

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も