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植草美幸恋愛・婚活アドバイザー

恋愛・婚活アドバイザー。1995年、アパレル業界に特化した人材派遣のエムエスピーを創業(現・代表)。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数 も1000件以上を数える。著書は「ワガママな女におなりなさい 『婚活の壁』に効く秘密のアドバイス」(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみ氏との共著、青春出版社)、「結婚の技術」(中央公論新社)、「なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ」(青春出版社)など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。

結婚相談所でも増えている?熟年結婚と婚活60代の実情

公開日: 更新日:

 特徴として、男性は会社員ではなく定年退職のない職業、たとえば医師や経営者といった立場の方が多いです。80歳になっても現役で働いていて、見た目や行動も若々しい印象です。一方、女性側は自立した方も多いのですが、「一人で生きるよりも経済的にも精神的にも豊かに過ごしたい」という思いを持っています。「いかに穏やかに老後を生きていけるか」という視点で、相手を探しています。以前は40代の時点で意識されていたことでしたが、時代とともに10年ほど遅れ、現在では50代、60代以降で強く意識されるようになっています。

 70代の医師と50代の看護師のカップルでは、男性は40年以上のキャリアを持ち、すでに子どもや孫もいる立場でした。一方で女性は初婚でしたが、貯蓄は少なく、経済的な基盤を重視し「老後に安心して暮らせる相手」を求めて結婚を決めていました。また、60代で病院を経営する男性と40代後半の初婚の女性医師のケースでは、男性の子どもたちが相続を放棄し「父親の老後を見てください」と条件を出した上で再婚が成立しました。

  ◇  ◇  ◇

 植草美幸さんのコラムでは、婚活に悩む男女の体験談をもとに解決策を紹介しています。●関連記事【こちらも読む】仕事が続かない家族を…「45歳の姉を結婚させてください」入会金や月会費を支払う30代の妹…もあわせてお読みください。

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