若手に毛嫌いされる「過去の自慢話」をタダで聞いてもらうコツ
アナタが若い社員に過去の自慢話をするほどに、「マウントを取りたがっているんだな」と軽蔑されるリスクが高いというわけ。
分かっちゃいる? けど、やめられない? そりゃ、たまには自慢話を聞いてほしくなる気持ちは分かる。大手メーカーのある産業カウンセラーは「50代になって会社人生の先が見えると、自己肯定感が下がっていく。自慢話をすることで、プライドを取り戻そうとするのです」と明かす。
下ネタと比べたら、だいぶマシだとは思うが、タダで聞いてもらうにはコツがいるらしい。
「過去の自慢話で最悪なのは、一方的でダラダラ長くて笑えない上に、最後はお説教というパターン。つまりその逆パターンなら、少しは聞く耳を持ってもらえるかも」と指摘するのは、脚本家でライターの源祥子氏。
例えば、仕事の悩み相談をされた際に、アドバイスするフリをしつつ、「俺はこうやって成功したから、試しにやってみたら」などと、さりげなく自慢話を差し挟む。
「『何か行き詰まっているのか?』と相談に乗るフリをすれば、単なる自慢話には聞こえない。なるべく手短に、失敗談も交えて笑いも取りつつ、自慢話をした後は『すまんすまん、俺の話はいいから、君はどうなの?』と相手の話も聞く。聞く耳を持ってもらえるオジサンって、結局、会話のキャッチボールがうまいんです」(源祥子氏)
まあ、お金を払って聞いてもらう手もある。