過去最悪の死者数…クマ被害が日常生活や地域経済に与えるこれだけの影響
「一度でもキャンプ場で食べ物に興味を持ったクマは危険なので閉鎖するしかありません。熊鈴はもちろんですが、キノコ狩りなどは1人だとつい夢中になりがちです。クマは警戒心の強い生き物です。偶発的な遭遇だったり、子グマが一緒だと守ろうとして攻撃してきます。ラジオをつけたり、複数人で声を出し合って人の存在を知らせるなどして、対策を取って欲しい」(前出の担当者)
リンゴ畑で農作業中だったり、栗拾いや草刈り、散歩やジョギング中に被害に遭ったケースもあり、日常生活にも支障をきたす。秋の行楽シーズンを迎え、観光名所でクマ出没が相次げば、家族連れや外国人旅行者の足も遠のきかねず、このままでは怖くて紅葉狩りや味覚狩りも楽しめない。