卵、胃袋、心臓も。三崎「庄和丸」で本マグロ尽くしを堪能する

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庄和丸(神奈川・三崎)

「三崎は古くからマグロ漁で栄えているけど、多くの店で扱うのはビンナガやキハダ。身がデリケートで身焼け(品質劣化)しやすいクロマグロ(本マグロ)が味わえる店は数少ないよ」

 こう言うのは、マグロ問屋直営店「庄和丸」の支配人・香山康敏さん。1958年に設立された庄司商店は全国に生マグロを出荷するマグロ問屋で、2001年に新鮮なマグロを振る舞う和食処としてこの店をオープンした。絶品本マグロが味わえると評判だ。

 大きな窓から三崎港を望みつつ、まず注文したいのは天然本マグロの刺し身盛り合わせ3450円だろう。「牛肉で例えるならA5ランク。鮮度抜群だからツマにまったく血がつかないでしょ」と仲買人として数多くのマグロを見てきた香山さんは胸を張る。醤油をはじくほど脂の乗った肉厚の大トロを口に運ぶと、あっという間にとろけて口いっぱいに濃厚なうまみが広がった。一方、輝く赤身はサッパリとした食感で一味違う。

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